ベスコスを席巻するリキッドアイライナー、成功の理由とは?

なぜアサヌマコーポレーションが開発するリキッドアイライナーは、「ベスコス」を席巻するのか?『VoCE』『MAQUIA』『美的』…毎年、名だたる美容メディアのベストコスメを席巻するリキッドアイライナー。それらの多くを、アサヌマが開発している事実をご存知でしょうか。

 

「化粧品の中で、リキッドアイライナーの開発は最も難しいアイテムの一つ」アサヌマの開発担当者はそう断言します。なぜアサヌマが、そのアイテムにおいて「最終選択肢」と呼ばれるのか。その理由は、他社にはない独自の強みにあります。

処方と容器の“一貫開発体制”​

アサヌマが圧倒的に強い2つの理由

液の分散安定性、容器との相性、目元製品に求められる安全基準…。一つでも欠くと液漏れやかすれといった不具合につながるリキッドアイライナー。アサヌマコーポレーションは、処方と容器の両輪を一貫して開発できる希少な存在として、国内外の大手ブランドから厚い信頼を得ています。

その中心にいるのが開発者・石井 康司。「処方と容器のどちらか片方を最適化しても、最高の商品はできません。“液と容器の呼吸”を合わせることが要なのです。」と石井は言います。

アイライナーイメージ_アサヌマコーポレーション

なぜ一貫開発が「必須」なのか?

多くの化粧品容器と違い、リキッドアイライナーにはインクを止めるフタ(機構)はなく、インクタンクから筆先まで、『毛細管現象』の力だけでインクの供給量を制御しています。つまり、インクの粘度(処方)と、筆の密度や容器の機構のバランスがわずかでも崩れると、すぐに『液漏れ』や『かすれ』につながるということ。

だからこそ、処方と容器を別々の会社で開発することは困難で、双方を自社で突き詰めるアサヌマの体制が『最終選択肢』と呼ばれる理由です。

30年以上の蓄積が産んだ分散技術ノウハウ​

もう一つリキッドアイライナーで鍵となるのが、分散技術 × 設備力の掛け算。描くラインの美しさと持続性を決めるのは、色材を「分散」する技術。アサヌマは、充実した分散設備を自社に備え、色材・樹脂・溶媒の相性に応じて条件テーブルを最適化。

その結果、高発色、高持続(皮脂・汗に対する密着/皮膜バランス)、沈殿抑制(保管〜使用までの安定性)を量産レベルで再現できるのです。

カラーアイライナー_アサヌマコーポレーション

市場の要求に応える「レフィル機構」の開発力

高品質な処方を実現する一方、アサヌマはそれを活かす容器機構も独自開発しています。例えば、環境意識の高い欧州のラグジュアリーブランドにも採用されている「万年筆型カートリッジ式レフィル」は、廃棄部分を最小限にするエコ設計。一方、ラッグストアなどで広く展開される国内ブランド向けに開発したレフィルは、異なる設計による「低コスト・高品質」を両立する機構です。

市場の要請に合わせ、プレステージ品からマスマーケット品まで、最適な「処方と容器の組み合わせ」をゼロから生み出せるのがアサヌマの強みです。

アイライナーリフィル式_アサヌマコーポレーション

「ベスコス獲得」と「累計1億本*」を支える開発力

同じ処方でも、容器ロットや樹脂グレードが変われば挙動が変わる。気温差・気圧差、ユーザーの開閉習慣 ── 教科書通りにはいかない現実の使用条件。石井はそれらを想定内に折り込みます。

「漏れを抑えると、かすれが出る。かすれを解消すると、出すぎてしまう。その境界線を探すのです。」試作→実験→市場実装→フィードバック。データと実地を繰り返し、最適解を導き続けてきました。

石井が開発に携わったリキッドアイライナーは、『VoCE』『MAQUIA』『美的』といった主要美容メディアの「ベストコスメ アワード」において、複数年にわたりアイライナー部門第1位を連続受賞。さらに「@cosme」や「LIPS」など、大手口コミサイトでも殿堂入りやカテゴリ1位を獲得しています。“消費者が選ぶNo.1”と“美容のプロが選ぶNo.1”の両方を、累計1億本以上*という規模で世に送り出してきた開発のエキスパートです。

 

このように膨大な知見を体系化し、『なぜ漏れるのか』『どうすればかすれないか』の最適解を短期間で導き出す見識とノウハウ。お客様からの「インクを少し変えたい」という一見簡単な要望が、容器全体のバランスにどのように影響するかを即座に判断し、1億本*を超えるヒット商品を支え続けています。

 *2015年1月~2024年12月期間のアサヌマ出荷累計本数

石井 康司(KOJI ISHII)

アサヌマコーポレーション株式会社 化粧品研究所 特命開発部 上席研究員

 

アサヌマコーポレーション入社後、微粒子分散技術を活かし、30年以上にわたりリキッドアイライナーの開発に携わる。処方設計と容器設計の双方に深く関与し、業界でも数少ない「処方と容器の最適化を一貫して担える技術者」として知られる。ビーズミルを駆使した分散技術に精通し、難易度の高い色材処方や安定性の確保において独自のノウハウを蓄積。国内外ブランドの数多くのODM/OEM案件を手がけ、累計1億本を超える規模の製品化に貢献してきた。

アサヌマコーポレーション_研究者石井

日本で本格的にリキッドアイライナーをODM/OEMできる企業が限られる中、容器と処方、そして分散設備という“両輪+駆動”を自社に持つ数少ない存在。難易度の高さを知るブランドほど、アサヌマをパートナーに選ぶ理由がここにあります。

アサヌマコーポレーション株式会社
〒164-0014 東京都中野区南台3-37-19

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